焚き火なくしてキャンプは語れない!初心者向け焚き火のガイドブック。
最終更新日 2019.5.11
前回は、最低限の道具は「テント、マット、ランタンの3つ、合計1.5万円ぐらい済みますよ♪」というお話をしました。
キャンプ初心者が最初に買うべき[絶対必要]な3つの道具とは?
え、それじゃなんもできんやん?
と思った方も多いと思いますが、「最初から色々揃えないとダメ?」という先入観がキャンプの敷居を高くしているので、それを払拭したかったんです。
- 外で寝るだけでも特別な体験ですからね。
そして、「外で寝る」ことをめでたく経験したら、次はやっぱり「焚き火」をしてほしいのです♪
でも、焚き火って田舎暮らしでもなければ、あまり身近ではないですよね?
- 薪(マキ)ってどこで買うの?
- 焚き火の何が楽しいの?
- キャンプ場って焚き火OKなの?
今回は、そんな焚き火初心者にありがちな疑問を解決するべく、焚き火のガイドブックのような記事にしたいと思います♪
もくじ
焚き火が人に癒しを 日常から解放される極上の時間
みなさんは焚き火といえば、どんなイメージでしょうか?
アウトドア経験がない方は「冬に暖をとるためのもの」というイメージという方がほとんどかもしれません。
しかし、実はキャンパーを虜にする魅力がたくさんあるんですよ♪
炎や熾火の揺らめきに癒される
焚き火は見ているだけで癒される。そういう人は結構多いです。
ただただ焚き火を眺める時間。
炎や熾火の揺らめきはついつい見入ってしまうものです。
薪をくべる作業も一興
薪の種類にもよりますが、焚き火は炎を絶やさないためには、薪をくべていかなければなりません。
何も考えずに、どんどん薪を投入してしまうと、炎が大きくなるばかりか、無駄に薪を消費しますし、ゆっくりと長く焚き火を楽しむことはできません。
ちょうど良い炎を保つように、タイミングよく薪をくべていく作業は意外と楽しいんです♪
- 絶妙なタイミングでくべた時の喜びたるや..(笑)
ついに夢中になってしまうのです。
焚き火トーク
仲間と焚き火を囲んで語り合う時間は、特別なものがあります。
なぜか、普段は話せない恥ずかしい話を自然と話すことができたり。
それは、中学生が修学旅行ので、夜に部屋を暗くして、語り合う時間とよく似ています。
- 恋バナとか?(笑)
そんな話もありでしょうし、夢を語ってみたり、ぶっちゃけトークなんかもしやすいんです。
ゆったりと極上の時間が流れる
科学的根拠はありません(笑)
でも、焚き火をしていると、なぜかゆったりとした時間が流れるんです。
満天の星空を眺めたり、、
のんびりと読書をしてみたり、、
日常をリセットして、極上の時間を過ごすことができます。
キャンプ場での焚き火に関するルール
焚き火にはキャンプ場によって明確なルールがありますので、各キャンプ場のルールに従ってやりましょう。
ここでは一般的なルールを紹介しておきます。
焚き火台?直火?
- ブッシュクラフトの直火スタイルがかっこいいですよねー
しかし実際は、ほとんどのキャンプ場で、焚き火台の使用が義務付けられています。
焚き火台を使用せずに、地面で焚き火をする「直火スタイル」を許可しているキャンプ場は、ごく一部です。
直火を禁止している場合の理由は、「草や芝を燃やしてしまうので火事の恐れがある」「灰や燃えカスでサイトが汚れる」などが主です。
当たり前ですね。。
キャンプ場のホームページがあれば、注意事項で記載されていたり、電話での予約時や現地での受付時に説明されることが多いです。特に説明がない場合は、必ず確認しましょう。
焚き火の後処理は?
夜遅い時間まで焚き火をすることも多いですが、必ず消火を確認してから就寝しましょう。
薪が燃え尽きれば、自然と消化しますが、熾火は消えたように見えても、芯はなかなか消化しません。
消えたと思ってそのままテントに入ってしまうと、万が一、突風などで焚き火台が倒れたりしたら火事になりかねません。
また、火消し壺というものがあって、消えていない薪を中に入れて蓋をすることで簡単に消化できるものがあります。
本来は炭の火消しに使うものですが、焚き火の残り火の処理にも使用できますので、安全な状態にしてから就寝しましょう。
ぼくはこれを持ってますが、炭の火起こしにも使えるので重宝してます!
燃えカスや灰の処理は?
無料のキャンプ場の場合は、まず各自で持ち帰るというルールのはずです。燃えるゴミ袋などに入れて持ち帰りましょう。
有料のキャンプ場だと、ゴミ捨て場に、灰を捨てる場所もあったりしますので、その場合は消化して、冷めた状態になっているのを確認してから捨てましょう。
いずれにしても、完全に消え切っていない灰やカスなどをゴミ袋に入れて、他のゴミなどに燃え移って、ボヤ騒ぎになったりということがよくあります。
確実な消化確認をしましょう!
どんな焚き火台がいいの?
何れにしても、焚き火をするなら、焚き火台は少なくとも1台は持っておいて、常に車載しておくのが一番だと思います。
- オススメの焚き火台をいくつか紹介しておきますね♪
コスパ抜群のメッシュタイプ
初心者はまずこれ!って言っても良いほど。焚き火するだけなら必要十分です。
メッシュは下からの空気が入るのでよく燃えますし、軽いし、折りたためばコンパクトになるので、本当に優秀です。
ただし、風が強いと「灰が舞いやすい」とかのデメリットもあります。
調理もできる多機能タイプ
焚き火で調理って憧れますよねー
焚き火に厚切りの肉はよく似合う!
- ワイルドで女子にもモテそう!
しかし、焚き火を使って調理をしようと思ったら、それを前提にした作りの焚き火台が必要です。
以下の2つがメジャーで人気です。
超ド定番!ユニフレームのロングセラーで、焼き網もセットになってお得です♪
一瞬で折りたためるスノピークの名作!無骨でかっこいい♪
我が家はスノピの焚き火台を使ってます!
ちょっと値は張りますが、見た目の良さと、折り畳みの快適さで、もう他社の焚き火台は使えません(笑)
両社ともに、それぞれロストルや焼き網などの豊富なオプションが用意されています。
イケてるキャンパーご用達のガレージブランド
ガレージブランドという響きだけで、ご飯3杯いけそうです(笑)
お高いんでぼくには変えませんが、憧れの「asimocrafts」も紹介しておきましょうかね。
説明不要のかっこよさ。。
ちなみにこちらは「takibi_no_asi」という商品で、24,800円なり。
- ヒェー!5年後に買います!
薪について
焚き火をするには、当然ながら薪が必要ですね。
もしかしたら、キャンプで焚き火をする場合は、「薪は現地調達するの?」と思っていませんか?
普通は買います(笑)
もちろん、冬場なら枯れ落ちた枝などを拾って燃やすこともできますが、集めるだけでも大変な苦労です。
あとは、DIYで余った端材などを持っていって薪として有効活用することもよくあります。
薪はどこで買えばいいの?
有料で管理人のいるキャンプ場なら、受付で販売しているところも多いですが、正直あまり品質が良くないので、事前に購入して、キャンプ場に持っていく人が多いです。
- ぼくは知り合いからもらってます。いいでしょー(笑)
ホームセンターでも売ってるところはありますし、Amazonとかでもたくさん売ってます。
薪の種類と選び方
薪はこだわるとキリがないので、今回は薪を選ぶ上での基礎知識だけ紹介しておきます。
大きく分けて、針葉樹と広葉樹があって特徴は以下の通り。
- 針葉樹
- 主に杉、松、檜(ヒノキ)など
- 燃えやすく、焚き付けなどに向く
- 火持ちが悪く、煙やススが多い
- 紅葉樹
- 主に樫(カシ)、楢(ナラ)、椚(クヌギ)など
- 火付きが悪いので、焚き付けに不向き
- 燃焼時間が長く、熱量が多い
上記のような特徴から、焚き付けにだけ針葉樹を使って、あとは紅葉樹を使うのが一般的です。
あとは、同じ材でも「ショップ」や「その年の気候」などによって乾燥具合や品質に差があtたりもします。
最初のうちはレビューなどを見て、予算と相談して購入するのが良いと思います。
- 香りが良いので、ぼくは桜の薪が好きです。
焚き付けについて
よくOD缶(カセットガス)にセットするバーナーで、薪に直接火をつける人を見ますが、個人的にはいただけないですね。
見た目もカッコ悪いし、せっかく焚き火をするのに、ガスバーナーを使うっていうのは、ちょっと違う気がしませんか?
あと、よくバーベキューで使うような、固形燃料を使っている人もたまに見かけますが、それもちょっとしっくり来ませんね。
とは言っても、ライターで薪に火をつけるのは大変です。
そこで、焚き付けの方法を説明しようと思いましたが、ちょっと長くなったので、この話はまた別の記事にしたいと思います(笑)
せっかくなので触りだけ。
こんな感じでシコシコと準備するわけです。
それまでは、バーナーでも固形燃料でも何でもいいので、なんとか火をつけてください(笑)
- なんて、無責任な発言(笑)
焚き火でよくある失敗談。
よくあるというより、ぶっちゃけぼくの失敗談です(笑)
みなさんは、参考にして二の舞にならないようにしてください。
火の粉でポリエステルやナイロンなどの化繊は簡単に穴が空きます。
ぼくは、焚き火に近づきすぎて、ダウンパンツに穴を開けました。
ぼくは、テントに近すぎる位置で焚き火をして、テントに穴を開けました。
ぼくは、タープの下で焚き火をして、タープに穴を開けました。
- ほんとみんなよくやるんです。。
ちなみに以下のようなポリコットン(ポリエステルにコットンを混紡した素材)のタープは、火の粉がついたぐらいで穴は開きませんので安心です!
テンマクデザインの焚き火タープ
タトンカのタープ
最後に..
随分と長くなりましたが、焚き火の魅力は本当にたくさんあって、奥が深いので、本当はもっともっと話したことがあります。
しかし、難しいことよりも、まずは星空の下で、焚き火を体験してみてください。
きっと、あなたも焚き火の虜になるはずです。