[二回も失敗した]ぼくが登山用ヘッドライトの選び方とオススメを語ります♪
最終更新日 2022.7.26
みなさんは、登山にヘッドライトは携行していますか?
「ご来光登山」や「泊まり」の場合はもちろんですが、昼間の日帰り登山でも、非常用としてヘッドライトを携行しなければいけません。
理由は、予期せぬトラブルなどに遭い、下山が日没に間に合わなかった場合、ヘッドライトがなければ、暗闇の中で行動しなければいけなくなり、非常に危険だからです。
というか、よほど歩き慣れた山でなければ、そもそも行動ができなくなります。
しかし、ヘッドライトって種類が多いので、どれが良いのか悩みませんか?
- 何回も失敗してるもんね!笑
- そう、二度も買い替えて、ようやく今ので落ち着きました(苦笑)
というわけで、ぼくのように皆さんが何度も失敗しないためにも、失敗談とあわせて、ヘッドライトを選ぶ際のポイントやオススメを紹介したいと思います♪
もくじ
ぼくがヘッドライトで失敗したパターン
こちらはまっつんの歴代のヘッドライトです。
左→モンベルパワーランプ
中→PETZL(ペツル) ティカ XP
右→PETZL(ペツル) ティカ E93 AAB(現在)
左から順に買い替えていきました。なぜ、二度も買い替えることになったのか。
光量(ルーメン)不足
一番最初はなーんにもわからず、安さを重視して、モンベルの「パワーランプ」を購入しました。
主にご来光登山やナイトハイク(夜間登山)に使用していましたが、これが確か70ルーメンぐらいで明るさが足りませんでした。
- パワーランプって商品名はちょっとどうかと..(苦笑)
光量(ルーメン)はどのぐらい必要?
月明かりはあるのか等、様々な条件によって変わりますが、初中級者のいわゆるハイキングなら、個人的には200ルーメンあったら十分だと思います。
最大200ルーメンのライトなら、大体は以下のような感じでモードが分かれてます。
弱(10ルーメン)
中(100ルーメン)
強(200ルーメン)
通常の歩行中は100ルーメンでも十分な明るさです。
逆に、200ルーメンは一時的に遠くまで確認したい時などしか使いませんし、200ルーメンを常用したらバッテリー(電池)残量がどんどん減ってしまいます。
以上のことより、
常用100ルーメン程度
非常用200ルーメン程度
という意味で、200ルーメンぐらいを最低限と考えれば良いと思います。
照射角が狭かった
また、モンベルのライトは照射角が狭い「スポット」タイプで、前方と足元を同時に照らすことができなかったので、すごい歩きづらかったです。
照射角は大きく分けて3パターン
やっぱり遠近両用のミックスがオススメ?
もちろん、ミックスがベストですが、ワイドだけでも200ルーメンぐらいあれば、50m以上は前方を照らせるので、普通に歩くには十分な照射距離です。
逆にスポットタイプは本当に使えないので、最低でもワイドのみタイプを選ぶようにすれば問題ありません。
ちなみにミックスのヘッドライトの場合は、以下のようにスポットとワイドでレンズが2つ付いてます。(右がミックス)
というわけで、最初に購入したモンベルのライトは、キャンプや予備に格下げとなりました。
そして、次は山友から「PETZL(ペツル)がいいよ!」と進められ、「ティカ XP」を購入しました。
ティカXPは、最大180ルーメンで、ワイドとスポットの両方が使えるミックスタイプだったので、前回失敗した点などはクリアしていて、スペック的には申し分ありませんでした。
が、しかし、、
乾電池式より充電バッテリー式の方が経済的だった
乾電池代って意外とバカにならないですよね。。
非常用ではなく、ご来光登山、ナイトハイク、テント泊、一般キャンプ、などのいずれかで使用する予定があるなら、充電できるバッテリー式が断然オススメです。
また、乾電池の場合は、残量が減ってくると電圧が下がって、ライトが暗くなってくるので、最後まで使い切る前に交換することになります。
- 微妙にまだ使える乾電池が家に溜まっていく..
他にも、予備の電池のストックを切らしてしまうと、行きがけにコンビニで乾電池を買う羽目になったり、、
- コンビニの電池は高いのじゃー泣
そして、そのうち乾電池代がバカバカしくなって、ペツルの「ティカ E93 AAB」に買い替えることになったのです。
PETZL(ペツル)のハイブリッドコンセプトが最強だった
しかし、充電式のヘッドライトは各社からリリースされています。
ベテランからの信頼も厚いブラックダイヤモンド、人気上昇中のマイルストーン、コスパのモンベル、などなど。
では、なぜぼくがペツルにこだわったのか?
PETZL(ペツル)と言えば、1975年創業の老舗クライミングギヤメーカーです。
特に、ヘッドライトは20年に渡り開発を続けていて、多くのアウトドアユーザーに支持されるトップブランドなので安心です。
- ロゴもかわいいし、ギアの見た目もかっこいいから好き!笑
そして、何よりハイブリッドコンセプトが素晴らしい!
そう、ハイブリッドコンセプトこそが、ぼくがヘッドライトは「ペツル一択」と考えている一番の理由です。
ペツルのハイブリッドコンセプト
乾電池とリチャージャブル(充電)バッテリーのどちらも使えるというのが、ハイブリッドコンセプトです。
実際にこれにしてから、色々なメリットがあることに気がつきました。
- 毎回フル充電(100%)にして、山行に臨むことができる
- 乾電池を予備にできるので、予備バッテリーがいらない
- 予備の乾電池はほぼ使わないので、ストックの管理が不要
- モバイルバッテリーがあれば、山中でも充電できる
また、ペツルの「コア」という専用のリチャージャブルバッテリーは、ハイブリッドタイプのライトで共通ので、別のモデルに買い替えても使えますし、予備として買い増ししても無駄になりません。
他にも、この優秀な「コア」の特徴をいくつか挙げておきます♪
- バッテリ自体にUSBポートがあるので充電器が不要
- 単4アルカリ電池900本分の繰り返し使用が可能
- リチウムイオン電池なので、低温下でも高い性能を発揮
どうですか?ペツルのハイブリッドコンセプトの素晴らしさがわかっていただけましたか?
これらを知って、ぼくの中では登山用のヘッドライトは、完全にペツル一択になりました。
一般の登山者にオススメするPETZL(ペツル) のヘッドライトはこれ!
ハイブリッドコンセプトであることと、必要十分でリーズナブルであることを前提としたオススメです。
ちなみに以下で紹介するモデルは、最後の「アクティック コア」以外は、リチャージブルバッテリー「コア」は別売です。
使用頻度が低い方は、ひとまず乾電池で使用して、必要に応じて後から「コア」を購入しても良いと思います。
なお、全て「IPX4」の防滴性能ですので、雨などで濡れても壊れることはありません。
シンプルなエントリーモデル「ティキナ」E091DA
ディキナ現行モデルの全カラー
3,000円を切る破格のエントリーモデルですが、スペックとしては必要十分です。
81gと軽量で、ハイク、キャンプ、様々なアウトドアシーンでしっかりと活躍してくれます。
最大250ルーメン
ビームパターン(照射角)はワイドのみ
照射レベルは3段階
※点滅モード、赤色光はありません。
照射レベル | 照射力 | 照射距離 | 照射時間(乾電池/コア) |
---|---|---|---|
弱 | 6lm | 10m | 120h/120h |
中 | 100lm | 40m | 9h/7h |
強 | 250lm | 60m | 2h/3h |
初めてのヘッドライトなら、ダントツで一番のオススメです!
ちなみに、ぼくが現在使っている旧モデルのティカは200ルーメンなので、それよりも明るい(泣笑)
↓なぜかサムネイルがロゴになってますが、上記の写真と同じモデルです。
ロングセラーのスタンダードモデル「ティカ」E093FA
ティカ現行モデルの全カラー
20年近く前に、ペツルのヘッドライトで最初にリリースされたのが「ティカ」です。ペツルヘッドライトの代名詞とも言えます。
ティキナ同様に82gと軽量ながら、豊富な機能が揃ったまさにスタンダードの決定版です!
最大300ルーメン
ビームパターン(照射角)はワイドのみ
照射レベルは3段階
暗闇でも探しやすい蓄光リフレクター付
非常時の点滅モード、夜間視力を保つ赤色光があります。
照射レベル | 照射力 | 照射距離 | 照射時間(乾電池/コア) |
---|---|---|---|
弱 | 6lm | 10m | 120h/120h |
中 | 100lm | 40m | 9h/7h |
強 | 300lm | 65m | 2h/3h |
赤色光 | 2lm | 5m | 60h/40h |
↓なぜかサムネイルがロゴになってますが、上記の写真と同じモデルです。
ちなみにぼくの持っている旧モデルのティカは、現行モデルよりだいぶ暗い200ルーメンですが、少し安かったのとデザインが気に入って選びました(笑)
好きな人には堪らないデザイン「タクティカ」E093HA
タクティカ現行モデルの全カラー
タクティカは基本的にスペックや機能はティカと同じです。
ただ、ハンティングやフィッシングを対象としたモデルなので、ステルス性の高い「カモフラージュ」や「デザート」などのデザインのベルトが採用されているのです。
- 実はぼくも欲しかったけど、山友とかぶるのでやめました(笑)
上位モデルの「アクティック コア」が密かにお買い得!
アクティック コア現行モデルの全カラー
上記の3つのモデルよりスペークが高い「アクティブシリーズ」のうち、リチャージブルバッテリー「コア」がセットになっているのが、こちらの「アクティック コア」です。
トレイルランニングやマウンテンバイクなど、よりダイナミックなアクティビティにも対応するモデルなので、はっきり言って「ハイキングには完全にオーバースペック」です。
しかし、他のモデルでバッテリーを別で買った場合の総額と比較すると、たいして値段が変わらないので、、
かなりお買い得なんです。。
どのぐらいハイスペックかというと、
最大450ルーメン
ビームパターン(照射角)はワイドとミックス
照射レベルは3段階
もちろん、非常時の点滅モード、夜間視力を保つ赤色光があります。
しかも、75gとティカよりも軽い!
照射レベル | 照射力 | 照射距離 | 照射時間(乾電池/コア) |
---|---|---|---|
弱 | 6lm | 8m | 130h/120h |
中 | 100lm | 45m | 12h/9h |
強 | 450lm | 90m | 2h/2.5h |
赤色光 | 2lm | 5m | 60h/40h |
↓なぜかサムネイルがロゴになってますが、上記の写真と同じモデルです。
ナチュラムでもかなりお得に購入できます!
一番安い「ティキナ 2,970円」と「コア 3,960円」のセットでも「総額6,930円」になるので、まず送料は無料になります。
さらに例のポイント3倍獲りを活用!
それでトータル「9%=623円」のポイントがつきます♪
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おまけ:ヘッドライト?ヘッドランプ?正しくはどっち?
ヘッドライトって言うと、車のヘッドライトのイメージが強くて、ずっと違和感があったんです。。
気になったので、先日SNSでアンケートとってみました(笑)
質問は「ヘッドライト」と「ヘッドランプ」どっちだと思いますか?
結果は、ヘッドライト→74%、ヘッドランプ→26%
4人のうち3人は「ヘッドライト」と呼んでいると言う事実が判明しました(笑)
- でもね、各メーカーでの表記は「ヘッドランプ」となってるし、海外(英語)のアウトドア系サイトを見ても「Headlamp」となってるもん!
- じゃぁヘッドランプって呼べば?笑