登山セミナーが大人気の「第3回夏山フェスタin福岡2018」を覗いてきましたー
最終更新日 2019.3.5
6/23,24で電気ビルみらいホールで開催された、
「第3回夏山フェスタin福岡2018」に行ってきました!
と言っても、24(日)の朝一で顔出してきただけなんですが笑
今回は第3回とあって、朝から入場待ちの人が並ぶほど大盛況でしたが、
第1回は福岡タワーで来場者数もそれほど多くなくて、
前回から未来ホールにして、だいぶ集客するようになったそうです。(関係者談)
それにしても、ぼくより年配の方が非常に多かったです。
感覚的に平均年齢は50代半ば~60代前半ぐらいだったのではないかと。
これは、イベントの性質やターゲットに由来しているのだとは思いますけど、
よく考えたら、普段山に行った時に出会うことが多い人たちと同じで、
現在の日本の登山者層の縮図を見たのでしょうね。
余談ですが、ぼくはいずれ山や自然に関わる仕事をしたいと思ってますが、
やっぱり年配者層に気に入っていただける商売をした方がいいなと改めて思いました。
このイベントがすごく有意義だな。と思っているのは、
物販などではなく、登山に関連するセミナーがメインであるということ。
それを目当てに来場者が集まっているということは喜ばしいですね。
未だ減ることのない山岳事故は、まさにこの年齢層の形が一番多いのだから。
確実に事故などの抑制に少なからず貢献するでしょうね。
欲を言えば、小規模でもいいから熊本など、別のエリアでも開催してほしいです。
やっぱり福岡の人はそもそも情報に恵まれてますからね。
九州内での山岳事故も福岡の方より他県の方の方が多いような気がしますし。
今回の目玉はイッテQ登山部の貫田さん。
マッキンリー写真記。貫田さんと優雅な鉄道旅。 pic.twitter.com/sVcNZWzVjo
— イモトアヤコ (@imotodesse) 2015年7月27日
登山しない人でも知っている人が多いであろうほどの知名度です。
今回の集客に一役買ったのは間違いないでしょうね。
セミナーのリストは以下の通りです。
- 6/23(土)ホール
- 「遭難事故の現場より報告」
岸本俊朗氏(長野県警察本部地域部 山岳安全対策課安全対策係長警部補) - 「夏山登山に向けて登山者に必要な体力とトレーニング」
山本正嘉氏(鹿屋体育大学教授) - 「安全に山歩きを楽しむために~これだけは知っておこう!~」
磯野剛太(日本山岳ガイド協会理事長) - 「山小屋オーナー座談会」
[剣沢小屋]佐伯新平氏 [槍ヶ岳山荘]穂苅大輔氏 [蓼科山頂ヒュッテ]米川佐和子氏 - 6/24(日)ホール
- 「GPSを使った登山アプリについて」
YAMAP - 「海外トレッキング入門・その魅力」
渡部秀樹氏 - 「心に残る山々」
小林千穂氏(山の日アンバサダー) - 「天国じじいの世界の果てまでイッテ登らせます!」
貫田宗男氏(イッテQ登山部顧問) - 「ヒマラヤ登山塾-ヒマラヤ登山13回の経験から」
重廣恒夫氏(日本山岳会副会長) - 「水の屋久島・緑の浮島に暮らして」
吉原哲士氏(屋久島公認ガイド) - 6/24(日)E会議室
- 夏山の装備とウェア(登山の三種の神器とは)
- 夏山のアクシデントに対応するための安全対策講座
- 地形図とコンパスの使い方(目的地に迷わずに行こう)
- 簡単な体力トレーニング(山筋ゴーゴー体操)
- 登山計画の立て方と登山アドバイス(夏山計画の相談)
- くじゅうの山のトイレ事情と携帯トイレの使い方
- 山で写真を楽しむ(登山時の撮影のコツ)
これ、それぞれにどのぐらいの参加があったのか知りたいなあ。
個人的にはE会議室でのセミナーが一番身になると思うので、
おまけみたいな扱いになっているのが残念です。
ちなみにぼくは24(日)の午前中しか時間が取れなかったので、
YAMAPのGPSアプリセミナーしか参加していません。
予想はしていましたが、YAMAPでGPSを使うのは簡単なので、
ぼくにとっては何も収穫はありませんでした。
実際にサイトのヘルプなどで使い方を参照すれば、
誰にだって使えるレベルの簡単操作なので、
正直に言えば、無駄だなあ。と思う気持ちがあります。
しかし、やっぱり自分で調べたり使ったりできない方がいるのも事実で、
そういった意味では役に立った方もいるのでよしとしましょうか。
個人的な意見を言えば、時間が30分ぐらい余っていたようなので、
もう少し突っ込んで山行計画の立て方とかまでやってほしかったですね。
ところで、YAMAPのことで驚いたことが一つあります。
YAMAPは電話でのサポートに対応しているとのこと。(知りませんでした)
この手の業者が電話対応をしているのは非常にレアなケースです。
ヘルプやQ&Aなどで解決することを促して、
それでもダメならメールフォームから問い合わせさせるのがほとんどです。
電話対応はコストなどを考えても合理的ではないですからね。
YAMAPのユーザーに対して真摯に接する姿勢を垣間見た気がします。
確認したところ、PC版、スマホ版の両サイトの問い合わせページに、
電話番号は掲載されてました。一応載せておきますね。
YAMAP 092-292-2427
大した写真は撮ってませんが、最後に会場の様子だけアップしておきます。
ちなみに法華院温泉山荘は、年々売上が厳しくなっているそうです。
テント所有者が増えたからでしょうか。
くじゅう好きならみんなお世話になっている法華院温泉。
普段はテント泊の方もたまには身軽な装備で山荘泊はいかがですか?
我らが季刊のぼろのブース写真を撮るのを忘れました。。
書籍購入者に会場限定の缶バッジをプレゼントしていたので、
買い損ねていた前号を購入して、缶バッジをゲットしました!
季刊のぼろは、現在最新の2018夏号(vol.21)より、
「のぼろ」から「noboro」に変わり、ロゴも刷新されてます!
新しいことにチャレンジしていくnoboroのチャレンジスピリッツは素晴らしい!
これからも頑張ってほしいですね。応援してます!
来年の夏山フェスタはゆっくり参加できるといいな。