祖母山で年越しテント泊&初日の出を満喫!(祖母山の年越し事情)
最終更新日 2019.7.26
2017年のくじゅう年越しに続き、2018年の年越しは祖母山に行ってきました!
↓昨年のくじゅう年越しの様子はこちら
くじゅう年越し(坊ガツル、法華院の様子)
坊ガツルで年越しの場合は、山頂で初日の出を見ようと思ったら、一番近くても立中山で、坊ガツルからだと通常でも1時間ぐらいはかかります。
更にうちの場合は、4歳の娘がいるのでコースタイムは通常の1.5倍。それでいくと1.5時間。。結局、昨年は妻と娘を置いてぼくだけが仲間と立中山へ初日の出を見に行きました。
そして今年は「家族で初日の出を見たいよね。」ということで、オートキャンプなども含めて検討した結果、祖母山ならテント場が9合目にあるからいいかも。となったわけです。
そんなわけで、今回は簡単なレポートと「祖母山での年越しを検討している方に役立つ情報」を書いておこうと思います♪
年越しの混雑状況
結論から言うと、毎年来ている常連の方も多数いて、意外と祖母山で年越しされる方は多いです。早めの到着を目指すのが安心ですね。
祖母山9合目小屋
ご存知の方も多いと思いますが、9合目小屋は2018年4月より無料の避難小屋になっていて、現在は予約などは不要です。
九州で避難小屋というと、単なる壁しかない簡易小屋をイメージしますが、元々は予約時には小屋番さんが来る有料の小屋だったこともあり、毛布なども置いてますし、トイレおよび水場もあるので、避難小屋としては非常にまともです。
肝心の年越しの混雑具合ですが、例年30人ぐらいは小屋泊の方がいるそうです。(毎年祖母山に年越しに来ているという方の話)
- めっちゃ多いやんw
ぼくはテント場だったので、実際に今年は何人ぐらいが小屋泊だったのかわかりませんが、おそらく20人は優に超えていたのではないかと思います。
何せ、小屋には電気や薪ストーブがありますからね、人気があるのは当然かもです。
小屋のキャパを考えても溢れるほどということはなさそうですが、良い場所を確保したければ、昼過ぎには到着した方が良いかもしれません。
祖母山9合目テント場
テント場のキャパはゆったりと張るなら4張りぐらいかと思いますが、混雑時に詰めたとして6~8張りが限界でしょうか。
今回は我が家を含めて6張りでした。
ちなみに我が家は遅めの到着で17時ごろの設営でしたが、それ以降に到着した人はいませんでした。
それと、翌朝に日の出を見に行ったときには山頂にも2張りいましたね。あんまりよろしくはないと思いますが、年に一度の特別なんで許されるんでしょうか。。
いずれにしても、9合目は山頂より寒いし、強風にさらされる可能性も高いのでおすすめできません。
小屋泊と比較するとテント泊する登山者の割合は増えているので、今後は早めに到着しないと今後は溢れる可能性があるかもしれませんね。まぁその場合は小屋に行けばなんとかなるわけですが。
駐車場
今回は北谷登山口から入山しましたので、こちらの駐車場の状況についてです。
現在、北谷登山口はその手前が「林道整備工事」となっていて、一の鳥居までしか行けません。(2019年3月末までの予定)
我が家は11時ごろに一の鳥居に到着しましたが、駐車スペースはラスト1台(キャパ14台)でした。
- ギリセーフ。 危なかったw
その後は手前の林道脇などに停めるしかありませんが、一の鳥居からでも北谷登山口までは2.2kmの林道歩き(徒歩約30分)があるので、一の鳥居に停められないとかなり辛いです。
翌日下山時には駐車場に停めれずに林道脇に停めている車を何台も見かけましたが、おそらく1日に入山した方たちがほとんどだと思いますので、年越しで一の鳥居の駐車スペースから溢れたのはほんの数台ではないかと思います。
北谷登山口はメジャーかつ緩いルートで登山者が多いので、他の登山口はもっと空いてるかもしれませんね。
ちなみに林道整備工事が終われば、北谷登山口の駐車場は20台ぐらいは停めれるようなので、そこまで心配する必要はないかもしれません。
小屋情報や林道整備工事の情報は以下のサイトでチェックしてください。
祖母傾情報
高千穂町観光協会
祖母山での年越しや初日の出は穴場!?
結果的に思ったより混雑していたわけですが、それでもやっぱり小屋の快適さ、9合目という山頂までのアクセスの優位性を考えれば、充分に穴場だと思います。
昨年のくじゅう年越しは家族以外に仲間がたくさんいたので楽しかったし、やっぱり法華院で温泉に入れるってのは大きいけど、それとはまた違う良さが祖母山にはありました。
それと、今回は翌日にえびの高原に移動したので、早めに下山しましたが、やっぱり元旦ということもあってか、初日の出を拝んだ後はみなさんさっさと下山されていて、10時前には小屋には誰もいなくなってました。
ご来光を楽しんだあとに、小屋でのんびりしてから下山、もしくは連泊もありかもしれませんね。
我が家の祖母山年越し登山の全容
それでは今回の山行を写真中心に紹介していきたいと思います♪
祖母嶽神社一の鳥居
今回のスタートとなった一の鳥居。
登山口までずっと変わり映えしない林道歩きで2.2km。。結構長い。。
北谷登山口に到着。出発前のひととき。(登山届を忘れずに!)
今回のパッキングを簡単に紹介しときましょ。
妻が「山と道 mini」で着替えやテント内での衣類、食料(カップ麺等)の細々したものを中心に。
ぼくは「Osprey Atmos65 AG」でNANGAのシュラフ(400g)×2、ISKAののシュラフ(800g)×1、HILLBERGのカイタム3GT、火器類など、嵩張るものと思いものを中心に。(65Lではあるが、実際にこのザックは80Lぐらい入る)
それと、年越し登山の恒例「ユニフレーム ハンディガスヒーター ワームII」を外付けw
余談ですが、これまじで使えるんです。昨年もくじゅうの年越しにもっていきましたが、普通のCB缶(カセットボンベ)なのに、-5度ぐらいでも普通に使えました。冬山の宴会系登山には超絶おススメします。
北谷登山口でエイエイオー!
序盤は勾配きつめの樹林帯を歩きます。
登山道脇でもぐもぐタイム
3合目過ぎたあたりから尾根道に出ます。
4合目を過ぎて展望所の分岐を曲がって寄り道しました。
展望所から望む阿蘇山
展望所付近から雪が残っていたのでしばし雪遊び。
千間平の案内標識
この5合目を過ぎたあたりに出てくる千間平の雰囲気がすごく良かったです。
行程的にあり得ないけど、ちょっとテント泊したくなるような気持ちの良いところでした。
7合目を過ぎてしばらく進むと国観峠という開けた場所に出て、祖母山ピークがどーんと現われます。
国観峠から望む祖母
国観峠は北谷登山口と神原登山口の合流地点です。
ここまでは緩やかな尾根道で、ここから先がピークに向けて勾配がきつくなってきます。雪もだいぶ残ってました。
雪混じりの岩場を攀じ登る娘
8合目から9合目付近は樹氷の世界が広がってました。
Q合目小屋(9合目小屋)の分岐
9合目小屋から少し下ったテント場に向かいます。
到着後すぐに設営
テント場はガラガラと思っていたのでカイタムを持ってきたけど、かなり大きくて場所をとるので、周りの人たちに申し訳ない気持ちになりました。。
それと、すぐにザックの中ですぐにペグが見当たらなくて、日没も近かったので焦っていたら、近くの方がペグを貸してくださいました。見てないとは思いますが、この場を借りてお礼をお伝えしておきます。ありがとうございました!
もし見ていれば、良かったらご連絡ください!
朝が早かったので、年越し蕎麦(どん兵衛)をさくっと食べて、20時には就寝。おやすみなさい。
おはようございます&明けましておめでとうございます。
朝は5時に起きてしばらくシュラフの中でもぞもぞ。日の出は7:20予定。出発は余裕をもって6時半。
と思ったら、小屋によってトレイだなんだってやってたら、だいぶ遅れて、なんと日の出に間に合いませんでしたw
それでも控えめに言っても美しすぎる景色に感動しました。直前まで迷ったけど、今年は祖母山に来て本当に良かった。
祖母山山頂から望む2019年の初日の出
ご来光後の幻想的な時間
これで娘は昨年の霧島山(ついに娘(4歳)が百名山登頂!霧島山(韓国岳)遠征の記録)に続き、日本百名山二座目の登頂となりました。
しかも、何人かの常連さんの話によると、今までに祖母山登頂の最年少記録は5歳とのこと。
つまり、娘は祖母山登頂の最年少記録を更新したようです!(他にいたらごめんなさい)
2019年も山三昧!