くじゅう朽網分かれ(くたみわかれ)に咲く4000本の山桜の開花ピークはいつ?
最終更新日 2019.5.1
街の桜が終わる頃になると、高地の山桜が咲きはじめ、なんだかんだで1ヶ月ぐらい桜が楽しめるのは嬉しいですね。
九州で山桜といえば、くじゅうの朽網(くたみ)分かれに咲き誇る「4000本の山桜」が人気ですね。
こちらの記事では、朽網分かれの山桜に関連する情報をまとめておきたいと思います。
もくじ
満開や開花のピークは時期はいつ?
開花のピーク時期(満開)は4月中旬(10日〜20日前後)と言いますが、実際に聞くのはこんな声ばかり。
満開まではもう少しでした!
下の方は結構咲いてましたが、上の方はまだまだでした!
ちょっと遅かったようです!
- ほとんどの人が微妙にピークに遭遇していない様子。。
それで、ふと思ったんです。
朽網(くたみ)分かれの4000本の山桜は、みんなが桜の名所のような満開を勝手に想像しているから、満開を満開だと思っていないんだろうって。
ヤマザクラ(山桜)は、ソメイヨシノのような「開花後に葉が展開する(いわゆる葉桜)」のと違って、葉の展開と同時に開花するので、満開の時は葉がたくさんある状態です。
つまり、桜色が一面を染めるような景色に期待して行くから、ヤマザクラの葉桜の状態を見て、「ちょっとピークとずれた」と思う人が多いんじゃないかということです。
だから、そういうものだと知った上で、花見散策を楽しみに行くことが重要だと思います。
こちらは2018年春号のnoboroに掲載された写真ですが、何も知らずに見れば、葉が多いだけに「ピークを過ぎた」ように見えますが、このぐらいでほぼ満開ということなんだと思います。
これ以上はないんです。ないものを求めては行けません。
あまり答えになってませんが、そういうことです。。
10日〜20日がピーク!
- それでいいじゃん!笑
一番水登山口からの入山がベスト
くじゅうと言えば、牧ノ戸峠や長者原が人気ですが、朽網分かれへ行くなら、普段は人が少ない南側の「一番水登山口」からがセオリーです。
4000本桜の森までは30分程度
登山道はよく整備されていてとても歩きやすく、30分ほどで桜の森に着くので、登山初心者でも気軽に行けると思います。
桜の森は「朽網分かれ」まで続きます。
登山口からすぐのところに、「一番水」が湧き出ているので、そこで水を汲んでいき、新緑の中で美味しい湧き水を飲みながら、のんびり歩くのも良いですね♪
余裕があれば立中山まで足を伸ばそう
歩き慣れた方なら、朽網分かれまででは確実に物足りないので、そのまま立中山まで足を伸ばしたり、法華院または坊ガツルまで行って1泊がおすすめです。
坊ガツルから南側に見える、丸くなだらかなかわいいお山「立中山」ですが、登ってみれば、意外と登りごたえはあるんですよー。
- 坊ガツルから朝駆けしたら、ヒィヒィ言ったもん!(泣笑)
また、時期は変わってしまいますが、立中山はミヤマキリシマも群生しているので、その時期に歩くのもおすすめです。
一番水登山口コースのハイライト
一番水登山口は、山桜の時期以外は人が少ないマイナールートですが、意外といいコースなんです。
法華院や坊ガツルに行く場合、長者原(九重山登山口)から雨ヶ池ルートを利用する方が多いと思いますが、同じぐらいの時間で着くし、歩きやすくて見所もあるので、雨ヶ池ルートに飽きた人はお試しあれ♪
写真中心にハイライトでお届けしまーす。(2019年4月の写真です。)
登山口の歴史案内
案内板から奥に進みます。
自然散策路
自然散策路の辺りは「レゾネイトクラブくじゅう」の敷地らしいです。
登山道入り口
自然散策路からそのまま登山道に入れます。
初夏の気持ちの良い散策路
4,000本の山桜の案内板
ここを過ぎると、本格的な登山道になり、いっとき急登が続き、急登を登り終えると、山桜の森が現れます。
山桜の森に到着
ピクニックにも良さそうな山桜の森
ご覧の通り、桜は一切咲いていませんが、ここは本当に気持ちがいいポイントですね。
- ここまで来てランチして帰ってもいいぐらい(笑)
山桜の森は、このあたりの先で登山道が崩落していて、難路になるので注意が必要です。
どこから崩落箇所を横断して、左側の舗装路に入らないとまともに歩けなくなります。
目印は木の橋
木の橋が2つほどあるので、その辺りで安全に横断できそうなところを探して、左側の舗装路に入りましょう。
舗装路への横断地点
ちなみに上の2つ写真は下山時に撮ったので、舗装路側→山桜の森側を見た図になります。
迂回路となる舗装路
しばらく舗装路を歩くと、登山道に復帰します。
鍋割坂へ向かう道
このあたりもなんちゃないんですが、かつては集落から法華院までを結ぶ生活路になっていたそうで、知っているとそんな感じの雰囲気があり、趣のある道に思えてきます。
ほどなくして、つづら折りの鍋割坂へ。
鍋割坂は地図で見るとかなり斜度ですが、細かいつづら折りになっているので、のんびり歩けます。
鍋割坂を登り終えるあたりでは、優しい顔をした仏様が登山者を見守っています。
鍋割坂の石仏
鍋割坂は峠付近の石段のあたりの雰囲気がとても良いです。
峠を越えた佐渡窪側から石段を振り返る
峠を越えると、佐渡窪が見えてきます。
佐渡窪を見下ろす
佐渡窪の木道
木道ってみんな好きですよねー
ぼくは屋久島に行ってから、しばらくは木道が嫌いでしたが(笑)
屋久島で2泊3日の宮之浦岳縦走!後編(ぐだぐだの3日目)
佐渡窪を抜けると、鉾立峠までの登りになります。
という感じで、ゆっくり歩いてもここまで1時間半ぐらいでしょうか。
- どうでしょう?なかなか良さそうでしょ?
整備も行き届いていて、歩きやすいですし、変化があってとても魅力的なんです。
※佐渡窪から先のザレ場のみ少々歩きづらいです。
一番水登山口へのアクセスおよび駐車場
登山口は「瀬ノ本交差点」から国道442号線を竹田方面へ向かい、「くじゅう花公園」のあたりから左折する県道669号線沿いにあります。
駐車場は登山口すぐの「レゾネイトクラブくじゅう」の第3駐車場が、同施設のご好意で登山者に解放されているので、マナーを守ってそちらを利用させてもらいましょう。
レゾネイトクラブくじゅうの場所をGoogleマップで見る
第3駐車場は、花公園側からくると、「レゾネイトクラブくじゅう」を過ぎて少し行って右側にあります。
花公園側から走ってくると、看板が小さくわかりづらいので、よく注意して見ましょう。
10台〜15台ぐらいのキャパだと思いますので、特に山桜の時期は早めに到着した方が良さそうです。
最後に..
まぁ偉そうに色々と書いてみましたが、ぼくは朽網分かれの4000本の桜も見たことがありません。
- 行ってないんかーい!笑
まぁでもnoboroを中心にきちんとした情報元から引用をしてますので、確かな情報です。
桜のピークの時期については、個人的な考察を含めてますが、概ね間違ってないと思います。
今年もまだ間に合うと思いますので、時間のある方はぜひ行ってみてください。
ぼくも行ってきたら、またこちらの記事も更新したいと思います!