屋久島で2泊3日の宮之浦岳縦走!後編(ぐだぐだの3日目)

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最終更新日 2018.7.10

前編(1日目~2日目)の記事は読んでいただけましか?
いかがでしたでしょうか?

2日目は天気もよかったので、写真で良さも伝わったのではないかと思います。
宮之浦岳はもちろんですが、やっぱり永田岳がサイコーだったでしょ?

↓前編はこちら
屋久島で2泊3日の宮之浦岳縦走!前編(1日目~怒涛の2日目)

そして、3日目はその反動がすごかったです。
何を見ても感動が薄くなってしまったとゆーw

↓今回のルート
1日目 淀川登山口→淀川小屋
2日目 黒味岳→宮之浦岳→永田岳→高塚小屋
3日目 高塚小屋→白谷雲水峡

↓地図上だと
3日目は高塚小屋(中央やや右上の縄文杉のすぐ近く)からゴールまで。
宮之浦岳縦走ルート

3日目のルートを細かいポイント含めて説明するとこんな感じ。
高塚小屋→縄文杉→夫婦杉→大王杉→ウィルソン株→翁杉→大株歩道入口→楠川分かれ→辻峠→太鼓岩→辻峠→苔むす森→白谷小屋→くぐり杉→さつき吊り橋→白谷広場

どうですか!これだけ見所があるんです。素敵でしょ?

そもそも一番人気とされる縄文杉までのトレッキングコースの中でも、
特に見所となる、縄文杉、夫婦杉、大王杉、三代杉、ウィルソン株、
それら全てが前半に含まれてたんです。

だから、それなりに期待してたんですってば!
なのに、、なのに、、なのに、、(´;ω;`)

気を取り直して、3日目も振り返ってきましょう♪

ちなみに、縄文杉往復のトレッキングコースを予定している方は、
ここから先は見ないほうがいいかもしれません。汗

4:00 起床

2日目ほどではありませんでしたが、
観光客の渋滞に巻き込まれないように早出予定でした。

5:25 淀川小屋出発




縄文杉をはじめとする屋久杉オールスターズ

5:35 縄文杉到着

縄文杉

縄文杉、チーン。。(こら)
でもこの写真見て、おー!ってなります?
なりませんよね。。

撮影の技術が足りないのは確かです。そこは認めます。
でもですね、展望デッキから遠くて撮影がすごく難しいんです。

人が近くに立つこともできないので、比較対象もないですし、
広角で下からあおるように撮ることもできない。。

2017年に設置された新しい今の正面デッキは20mも離れていて、
保護などを考えて仕方のない処置だったのでしょうが、これでは迫力も半減です。
実際に生で見ても、正直それほど迫力を感じませんでした。。

縄文杉の展望デッキからすぐの階段脇には水場があって、
ぼくらは縄文杉をゆっくり見ることもなく、速攻で水場に行ったぐらいです。
(高塚小屋には水場がないので。)

どちらかというと、個人的には夫婦杉や大王杉の方が良かったかな。
こちらは近くで割と近くで見ることができるし。

手をつなぎ寄り添う夫婦杉
夫婦杉

大王杉はなかなかの迫力
大王杉

ただ、理解してもらいたいのは、これらの屋久杉を悪く言うつもりではなく、
やっぱり2日目の奥岳エリアで見た景色があまりにも素晴らしくて、
特にぼくらのような山バカにとっては興味があまり持てなかったという、
ひいき目がかなり混じっているという点です。




大株歩道は木道地獄

こんな感じで木道がひたすら続きます。ええ、ひたすら。

登山をしていても、滅多にこんなに長い木道はありません。
短ければ十数メートル、長くても5分~10分程度です。
だから木道って普段は大体の人がテンション上がるところなんです。

しかし、大株歩道は下りでも1時間半弱かかります。
その間は全部木道です。(しかもほとんどが階段)
そりゃあ飽きますって。前日も木道はかなり歩いてるし。

立派な根っこの上を通ったり、(縄文杉近く)
屋久杉の根っこ

フォトジェニックな雰囲気だったり、

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それでも、どうしたって飽きるんです。

これが人気の縄文杉までのトレッキングコースだとしたら、
往路はほとんどが上りの階段ということになるので、かなりハードです。
中~上級者向けコースというのもうなずけます。

この苦労の末に縄文杉までたどり着いても、
正直そこまでの感動があるようにはやっぱり思えない。。

ホントなんかすいません。

6:45 ウィルソン株到着




ウィルソン株には一同興奮♪

ウィルソン株

いやー、ウィルソン株は率直に良かったです。
苔に覆われ、着生した植物をまとったこの風貌は何とも言えません。
まさにジブリの世界を彷彿とさせます。

そしてこの迫力!

なんと言っても、こうして近づけるというのは大きいですですよね。
縄文杉や他の屋久杉は生きているので仕方がありませんが、
人が並べば、周囲13.8mという凄さは一目瞭然です。

中に入ればもっとわかります。

簡単に説明すると、天井が超高いけど狭いリビングぐらいの広さ。
(我ながらわりづらい説明w)

噂のハート型。
ウィルソン株のハート

なんかいびつw
と思ったら、撮る位置が間違ってましたw

実際そのぐらいハートとかどうでもいいんですよね。
写真撮るぐらいなら気持ちはわからなくもないけど。。

推定樹齢3000年でこれだけのビジュアルを目の前にして、
ハート云々で騒いだり、そもそもハート目当てみたいな人は理解不能です。。

とにかく、ウィルソン株は大株歩道の中で一番のオススメです!

7:05 ウィルソン株出発

7:25 大株歩道入口到着




次なる地獄はトロッコ軌道地獄

大株歩道入口からトロッコ軌道に入ります。
通称トロッコ道。これはテンション上がりました♪(2枚目もあるよ)

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線路の上ってなかなか歩く機会ないし、
スタンド・バイ・ミーみたいでかっこいいじゃないですか。

3日目は曇っていたので、トロッコ道は薄暗くてホント雰囲気でした。
このあたりはとにかく写真映えします。(ぼくの好みなだけかも)

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でもね、ここも長くてやっぱり飽きるんですw

ちなみにこのトロッコ軌道、実はまだ現役らしいです。
ぼくはとっくに廃線しているんだとばかり思ってました。。

昔はここでトロッコに屋久杉を乗せて運んでいたそうですが、
今は施設の物資や切り株などを運んでいるらしい。

普通に登山者が歩いて大丈夫なのだろうか。。
まぁ滅多に走らないんでしょうね。。

途中で線路の分岐器?(線路が分岐してて、手動で進路を切り替えるやつ)があって、
そこで鉄道ごっこしたりして、、退屈を紛らわしながら歩くこと1時間強。

8:45 楠川分かれ到着

ぼくらは左に折れて、白谷雲水峡方面へ。
まっすぐ行くと、トロッコ道が続いて荒川登山口方面です。

白谷雲水峡まで行くには辻峠を越えていきます。

というわけでしらばく登りです。
辻峠の登り(楠川別れから)

50分ほどで辻峠に到着。

辻峠の分かれ道から15分ほど急登を上がると太鼓岩に出ます。

10:00 太鼓岩到着

太鼓岩は標高1000mぐらいにある大きな岩なのでですが、
天気がよければ、宮之浦岳などの奥岳が見えます。遠くに。。

はっきり言って奥岳エリアまで行った人からすれば物足りない景色です。
人も多くて岩の上ではゆっくりできませんしね。
期待しすぎると、結構な急登を上がる分だけイラっとします。

でも逆に言うと、奥岳に行けない人や登山しない人からしたら、
一軒の価値がある展望かもしれませんね。

というわけで、太鼓岩の写真はなし!

10:20 太鼓岩出発

ここからはもう下りしかありません。

ちなみにここから次に目指す白谷小屋までの間に、
「もののけの森」とか「苔むす森」とが言われているエリアがあるようですが、
どこのことを言っているのかわかりませんでした。

苔むしたところはいくつかありましたけけど、
福岡で言えば、宝満山や英彦山でもちょっと裏の方に行けば、
同じように苔むした登山道はあります。
つまり、そのぐらいインパクトないです。。

見たことない人にとってはそうではないかもしれませんが、
別に屋久島ならではの景色じゃないんですよ。
登山してない人はそういうことを知らないんでしょうね。。




白谷雲水峡も・・

11:10 白谷小屋到着

白谷小屋もなんちゃないので写真なし!
しいていえば、コンクリート造なのでなんか廃墟っぽくて怖いw

白谷小屋からすぐの「くぐり杉」
くぐり杉

テント泊装備でザック背負ったままくぐるのはきつくて面白かったですw

引き続き楠川歩道を下っていきます。

途中で現れる渡渉地点

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ここは白谷雲水峡の中で唯一ファインダーを覗きたくなった場所。
説明はいらないでしょう。美しかったです。

11:40 さつき吊り橋通過

さつき吊り橋

11:50 下山(駐車場到着)

とりあえず、疲れたので今日はこの辺にしておきます。

まだまだ伝えておきたいことや役立つ情報など、書きたいことあるので、
縦走記録は前編と後編で完結ということで区切りをつけて、
テーマを変えた屋久島情報をお届けしたいと思います。

ちょっと時間空くかもですが、必ず更新したいと思います。乞うご期待。

↓前編はこちら
屋久島で2泊3日の宮之浦岳縦走!前編(1日目~怒涛の2日目)
↓お役立ち情報はこちら
屋久島‐宮之浦岳を縦走する方は必見!のお役立ち情報




ありがとう屋久島。

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