屋久島‐宮之浦岳を縦走する方は必見!のお役立ち情報
最終更新日 2019.4.13
少し前にGWにいった宮之浦岳縦走の記録して以下の記事を書きました。
- 屋久島宮之浦岳の縦走記録
- ・屋久島で2泊3日の宮之浦岳縦走!前編(1日目~怒涛の2日目)
- ・屋久島で2泊3日の宮之浦岳縦走!後編(ぐだぐだの3日目)
今回は、ぼくが縦走計画を立てる上で調べたことや、実際に行って気づいた点などをまとめてますので、これから宮之浦岳縦走を計画する方は、ぜひ参考にされてください。
もくじ
ガイドは必要か?
宮之浦岳縦走と一口に言っても、どのコースをとるかによりますが、ある程度、登山に慣れている人であれば、必須ではないと思います。
マイナールートでなければ、屋久島の登山道は整備が行き届いてますし、シーズン中は登山者も多いので、道迷いのリスクはかなり低いと思います。
ガイドから屋久島にまつわる色々な話を聞きたい方や、自分の装備を減らし、荷物を少しでも軽くしたい人などは、ガイドに依頼するのも良いかと思います。
あと、ガイドさんによりますが、ガイドは指名制があるので、人によってはかなり山飯を用意してたりする人もいますよ♪
- 高塚小屋で隣のパーティーのガイドさんが用意した食事がめっちゃうまそうだった!泣
縦走の難易度は?
まず、前述した通りで、道迷いのリスクは少ないです。
体力的なところで言うと、時期やどのコースかによりますが、少なくとも8時間×2日ぐらいは歩けないと話になりません。もちろん泊りの荷物を背負っての前提です。
よって、日頃から運動を全くしないような人には無理ですね。
また、登山道は整備されてますが、木道がとにかく多くて、ぼくらは雨に降られませんでしたが、おそらく雨の時は濡れたらかなり滑りやすいので、体力のない方が集中力を欠いた状態で歩くと非常に危険だと思います。
以上のことから、特にガイドに依頼しない場合は、小屋泊などもでもいいので山中泊の縦走経験(数日に渡る長時間の山行という意味で)がある方、もしくはそういった方がパーティにいるということが、最低限の条件かなと思います。
縦走ルートは全部で4パターン
一般的に宮之浦岳縦走コースというと、宮之浦岳、縄文杉などを巡るCの字のようなコースになります。
メジャーなルートは2つしかなくて、スタートとゴールを入れ替えて、全部で以下の4パターンになります。
- 1.荒川登山口→淀川登山口
- 2.淀川登山口→荒川登山口
- 3.白谷雲水峡→淀川登山口
- 4.淀川登山口→白谷雲水峡
バス停および時刻表まとめ
縦走だとバス利用の方がほとんどだと思いますので、先にバスについてまとめておきます。
- 荒川登山口へのアクセス
-
宮之浦港または空港から路線バスで「合庁前」へ
「合庁前」で乗り換えて「屋久杉自然館」へ
「屋久杉自然館」からシャトルバス(35分)で登山口へ - 淀川登山口へのアクセス
- 宮之浦港または空港から路線バスで「合庁前」へ
「合庁前」で乗り換えて「紀元杉」へ
「紀元杉」から徒歩(約30分)で登山口へ - 白谷雲水峡へのアクセス
- 宮之浦港から路線バスで「白谷雲水峡」へ
「紀元杉」から徒歩(約30分)で登山口へ
- そうなんです。
- 苔むす森って、登山好きにとってはさほど珍しくないですからね。。
- 奥岳とは
- 屋久島の中央に分布する2000m弱の山を総称したエリアのことを指します。個人的には奥岳エリアの大自然こそが屋久島の一番の魅力だと感じています。
- 永田岳のピークが気持ちよすぎて昼寝したからね!
- まぁその忠告を無視して永田岳にも行ったんですが(苦笑)
- 高塚小屋
- 縄文杉から200m、約8分
標高1330m
収容約20人
水場なし(200mほど離れて縄文杉付近が最寄りの水場)
トイレ有り(男女兼用) - 新高塚小屋
- 高塚小屋から1.7km、約80分
標高1500m
収容約60人
水場あり
トイレ有り(男女兼用)
収容人数約20名 - 2日目の行程が長くなっても、3日目に少しでも早く下山しかったこと。
- GW中だったので、3日目に縄文杉への到着が遅くなれば、縄文杉の見学は混雑し、大株歩道では渋滞に巻き込まれると想定していたので、それを、高塚小屋にすれば、2日目の小屋到着後の夕方に見学することもできるし、もしくは、3日目の出発を朝早くすれば回避しやすくなると考えていたこと。
- 淀川小屋
- トイレ、携帯トイレ木造ブース
- 花之江河
- 携帯トイレ木造ブースのみ
- 翁岳直下
- 携帯トイレ木造ブースのみ
- 新高塚小屋
- トイレ、携帯トイレ木造ブース
- 高塚小屋
- トイレ、携帯トイレテントブース
- 屋久島で登山する方は必ず携帯トイレを持参するようにしましょう!
- 必ず支払いを済ませてから入山しましょう!
- これがまた美味かった(泣)
- めちゃめちゃ美味かったっす!
荒川登山口と淀川登山口は比較的近く、同じ路線のバスになり、どちらも合庁前というバス停で乗り換えて、それぞれ「屋久杉自然館」「紀元杉」で降ります。
以下の時刻表は屋久島交通の2019/3/9改訂版の情報です。実際に計画を立てる際は、ご自身で最新版をご確認ください。
※「屋久島 バス時刻表」などで検索すればすぐ見つかります。
▼[行き]宮之浦港 or 屋久島空港から、荒川登山口、淀川登山口に向かう
合庁前から紀元杉へ向かうバスは「1日2本」しか出てません。
宮之浦港(08:40)→空港(09:03)→合庁前(9:15)
合庁前(9:20)→屋久杉自然館(09:34)→紀元杉(10:27)
宮之浦港(12:50)→空港(13:13)→合庁前(13:25)
合庁前(13:30)→屋久杉自然館(13:44)→紀元杉(14:37)
上記のバスで間に合う「屋久杉自然館から荒川登山口へ行くバス」の出発時刻は14:00のみです。
▼[行き]宮之浦港から白谷雲水峡谷にバスで向かう
宮之浦港(08:10)→白谷雲水峡(08:45)
宮之浦港(10:15)→白谷雲水峡(10:50)
宮之浦港(13:05)→白谷雲水峡(13:40)
宮之浦港(15:30)→白谷雲水峡(16:05)
※ゴールデンウィークはさらに増便予定
▼[帰り]荒川登山口、淀川登山口から、宮之浦港or屋久島空港に向かう
紀元杉、屋久杉自然館から合庁前までのバスは「1日2本」しか出てません。
紀元杉(10:45)→屋久杉自然館(11:38)→合庁前(11:48)
合庁前(12:07)→空港(12:19)→宮之浦港(12:44)
紀元杉(14:55)→屋久杉自然館(15:48)→合庁前(15:58)
合庁前(16:32)→空港(16:44)→宮之浦港(17:09)
上記のバスに間に合う「荒川登山口から屋久杉自然館へ行くバス」の出発時刻は6:40か15:00です。
※実際には荒川登山口に下山して6:40のバスに乗るというのは、現実的ではありませんが。
▼[帰り]白谷雲水峡谷から宮之浦港にバスで向かう
白谷雲水峡(09:00)→宮之浦港(09:35)
白谷雲水峡(10:50)→宮之浦港(11:25)
白谷雲水峡(13:45)→宮之浦港(14:20)
白谷雲水峡(16:10)→宮之浦港(16:45)
※ゴールデンウィークはさらに増便予定
以降のコースタイムは平成27年1月20日作成された、
(社)屋久島観光協会の登山マップに記載されたものを使用しています。
荒川登山⇔淀川登山口
ぼくらは、淀川登山口→白谷雲水峡 でしたが、縦走の場合は荒川登山口→淀川登山口という方が一番多いようです。
荒川登山口と淀川登山口のそれぞれをスタートとゴールにした場合の、コースタイムをまとめると、だいたい以下のような感じになります。
※淀川登山口⇔バス停の30分は含めてません。
1.荒川登山口→(370分)→新高塚小屋→(210分)→宮之浦岳→(235分)→淀川小屋→(50分)→淀川登山口
1日目-6時間10分、2日目-7時間25分、3日目-50分
2.淀川登山口→(50分)→淀川小屋→(270分)→宮之浦岳→(170分)→新高塚小屋→(340分)→荒川登山口
1日目-50分、2日目-7時間20分、3日目-5時間40分
もう少しざっくりの時間表示にしてみましょう。
1.荒川登山口→(6時間)→新高塚小屋→(3.5時間)→宮之浦岳→(4時間)→淀川小屋→(1時間)→淀川登山口
2.淀川登山口→(1時間)→淀川小屋→(4.5時間)→宮之浦岳→(3時間)→新高塚小屋→(5.5時間)→荒川登山口
荒川登山口から新高塚小屋まではかなり時間がかかりますね。。
1の場合
新高塚小屋(もしくは1時間ほど手前の高塚小屋)までに5〜6時間かかります。そうなると14:00(14:35着)の「屋久杉自然館から荒川登山口へ行くバス」だと、日没に間に合いません。
しかし、屋久島到着日に、14:00より前の「屋久杉自然館から荒川登山口へ行くバス」に間に合うような、船や飛行機の便はないので、必然的に荒川登山口から縦走する場合は、屋久島に前日入りしている必要があります。
また、前日入りしたとしても、14:00より前の「屋久杉自然館から荒川登山口へ行くバス」に間に合うバスはないので、宿から屋久杉自然館までは、レンタカーまたはタクシーで移動するしかありません。
また、3日目となる新高塚小屋→淀川登山口はコースタイムだけの合計で8.5時間もあって、帰りのバスにも間に合わないので、淀川小屋でもう1泊が必要になります。
つまり、移動日も含めて最低でも4日必要ということです。
2の場合
屋久島に到着したその日に淀川小屋まで行ける上に、3日目も荒川登山口からのバスに間に合うため、そのまま飛行機や船で帰れます。
その結果、最低3日の弾丸プランが可能です。
どちらも行動時間はそれほど変わらないので、純粋に旅程に何日使えるのかによって決めても良い気がします。
ただし、2日間で20km前後は歩くので、前日入りしてゆっくりと休んでから縦走に臨む方が、安心なのは言うまでもありません。
白谷雲水峡⇔淀川登山口
そしてもう一つのパターンが荒川登山口ではなく白谷雲水峡を選択した場合。
白谷雲水峡と淀川登山口のそれぞれをスタートとゴールにした場合の、コースタイムをまとめると、だいたい以下のような感じになります。
※淀川登山口⇔バス停の30分は含めてません。
3.白谷雲水峡→(460分)→新高塚小屋→(210分)→宮之浦岳→(235分)→淀川小屋→(50分)→淀川登山口
1日目-7時間20分、2日目-7時間25分、3日目-50分
4.淀川登山口→(50分)→淀川小屋→(270分)→宮之浦岳→(170分)→新高塚小屋→(410分)→白谷雲水峡
1日目-50分、2日目-7時間20分、3日目-6時間50分
こちらについても、先ほどの1の場合と同じような理由で、3の場合は移動日も含めて最低でも4日必要になりますし、4の場合は最低3日の弾丸プランが可能です。
「荒川登山⇔淀川登山口」と「白谷雲水峡⇔淀川登山口」はどっちがいいの?
先ほどのマップを見てもらっても分かりますが、どちらも「淀川小屋⇔楠川分れ」の区間、つまり全体の7割ぐらいは同じです。
明らかな違いは、「白谷雲水峡⇔淀川登山口」だと、観光名所である「白谷雲水峡」が含まれるか、眺めのいい「太鼓岩」に寄れるかぐらいだと思います。
その代わり、一つ余計に峠を越えることになります。
そのため、白谷雲水峡谷をスタートにした場合は90分追加、ゴールにした場合は70分追加、更に太鼓岩に寄った場合は、歩行時間だけでさらに30分の追加になります。
白谷雲水峡は「もののけの森」とか「苔むす森」と言われるエリアが人気ですが、個人的には別に行かなくてもよかったかなと思ってます。
とはいえ、「荒川登山⇔淀川登山口」の場合はトロッコ道が長くなるので、それはそれで苦痛のような気がします(苦笑)
このあたりのことは、3日目の記事で書いてますので。よければ参考にしてみてください。
屋久島で2泊3日の宮之浦岳縦走!後編(ぐだぐだの3日目)
まぁ結論としては、「体力とペースには自信があるし、少しでも欲張りたい!」という人は「白谷雲水峡⇔淀川登山口」にして、それ以外の人は「荒川登山⇔淀川登山口」でいいんじゃないでしょうか。
黒味岳や永田岳など、宮之浦岳以外をどうするか?
さて、これまでは宮之浦岳しか名前を出していませんでしたが、どうせなら宮之浦岳以外のピークも踏みたいですよね。
奥岳の中でも縦走に人気があるのが黒味岳と永田岳です。
黒味岳も永田岳のどちらのピークも、分岐から一旦ルートを外れてピストンする形になります。
分岐からの往復時間は、黒味岳は約1時間、永田岳は約2時間。どちらも登るなら合計3時間を要します。
先ほどのどのコースでも縦走2日目は7時間半ぐらいを要します。
それに加えて、この2つのピークを踏むとなると、縦走2日目はコースタイムの合計10時間半ぐらいかかることになります。
最終的にこれに昼食の休憩、小休止など含めると、トータル13時間ぐらいかかります。
やはりこの行動時間がネックになるので、特に永田岳はハードなのでパスする人が多いようです。
ぼくらは4のコースに黒味岳と永田岳の両方を追加した形でしたが、淀川小屋を深夜の2時にでて、新高塚小屋に到着したのは15時半ぐらいです。
正味13時間半ぐらいかかってます。
ただし、ぼくらのペースはコースタイムよりやや早くて、歩行時間は9時間半、その代わりに休憩は長めで4時間といった感じでした。
ちなみに事前の計画時に、知り合いのガイドさんにも山行計画を見てもらいましたが、時間的に厳しくなるので、永田岳は省いた方がいいと指摘されてました。
あとは天候にもよると思います。ぼくらは終日晴れていたので両方に行きましたが、雨天だったらおそらく永田岳は行かなかったと思います。
いずれにしても、天気が良くて、体力的に無理がないのであれば、どちらも本当に最高のピークなので行ってほしいですね。特に永田岳。
黒味岳、永田岳の魅力はこちらの記事で書いてます。よければ参考にしてみてください。
屋久島で2泊3日の宮之浦岳縦走!前編(1日目~怒涛の2日目)
新高塚小屋と高塚小屋について
まず、概要はこんな感じ。
高塚小屋は2013年に建て替えられていて、どちらも比較的きれいな山小屋です。
どちらも小屋内にヒメネズミが現れます。
ザックの中の食料をやられるので、ザックは床に置かずに吊り下げます。
壁に専用のフックがあるとかないとか。(何かしら紐などを持参した方が良いです。)
なめてかかるとマジでザックに穴を開けられたりする(かじって)ので要注意です。
各小屋のテント場について
テント場の何張りぐらいまでいけるのかはよくわかりませんが、高塚小屋はテント専用のデッキがあり、新高塚小屋は通路のデッキの上にテント張ります。
デッキの上に張れる前提で考えれば、高塚小屋の方が快適そうです。
しかし、混雑した時はどちらもデッキの上はいっぱいになり、周辺の地べたに張っている人も結構多いようです。(それしかない)
その場合は、フラットな場所はごくわずかと思った方が良いと思います。
それと、ここ数年でテント所有者が一気に増えたようで、ぼくらのときはテント場は満員で、逆に小屋はガラ空きでした。(淀川小屋の話ですが)
小屋が満員でテントがないと大変な思いをするのでオススメはできませんが、以前より小屋には入りやすくなっているような気がします。
結局、新高塚小屋と高塚小屋はどっちが良いのか?
縦走の場合は、新高塚小屋より高塚小屋の方が2日目の行程が長くなります。
それに加えて、小屋からすぐに水場があるということを考えると、縦走の場合は、新高塚小屋の方が勝手は良いと言えると思います。
ちなみにそれだけだと新高塚小屋の方が混雑しやすそうに思えますが、高塚小屋の方は、縦走でなく縄文杉までのトレッキングで利用する方も多いため、
結局はどちらの方が「空いてる」とか「混雑してる」ということでもなさそうです。
ちなみにぼくらは高塚小屋を利用しましたが、理由は以下の通りです。
まあこのあたりは諸々の都合次第ということになるでしょうね。
縦走という工程のことだけを考えた場合は、基本的に新高塚小屋の方が優位かな思います。
水場情報
縦走でやっぱり気になるのは水場情報ですよね。
淀川小屋と新高塚小屋には水場があるので心配はいりませんが、その間が7時間以上かかりますので、途中で水の補充が必須になってきます。
結論から言うと、ぼくらは何度も水場で補充することができました。
屋久島は基本的に雨量が多いので水場は枯れづらいと思います。(水量が少なくチョロチョロは結構ありそうですが。)
こちらは2018年版の山と高原地図です。
見ての通り、黒味岳~宮之浦岳~永田岳のルート上にも水場は多数あります。
しかし、水場と言っても、湧水や小さな滝のような感じだったりするので、よく見ないと気が付かなかったり、もちろん枯れている場合あります。
また、雨が降っているときや降った直後は濁っていたりすることもあるので、いずれにしてもソーヤなどのろ過器は必携ですね。
↓ぼくはこれを持ってますが、山では本当に重宝してます。
トイレ情報
先ほどの山と高原地図を見ると要所にトイレのマークがあるように、屋久島には多くのトイレが整備されています。
以下が奥岳エリアのトイレ設備一覧です。
小屋にはトイレと携帯トイレブースがあり、それ以外は携帯トイレブースのみです。
※2018/7時点での情報です
※縄文杉とウィルソン株の間の大王杉付近にもトイレはあります。
携帯トイレの使用は必須か?
屋久島では大量のし尿を人力で山から下ろさないとならず、世界遺産登録後に登山客が極端に増えたことで、そのコストが膨大になっていてトイレ問題が深刻化しています。
それに伴い、携帯トイレブースの設置をすすめたようですので、そういった負担を軽減するためにも、携帯トイレは必須です。
ぼくは、貯留式のトイレの悪臭が耐え難いので、携帯トイレブースで用を足す方が精神的に断然楽だと思ってます。
そして、何よりも屋久島の場合は各登山口に回収ボックスが設置されていて、登山者は下山するまで持ち運ぶだけで済むので負担が少ないですしね。
携帯トイレは災害時にも役立つので、まだお持ちじゃない方は、すぐにでも購入することをおすすめします!
コスパがいいので、ぼくはこちらを使ってます。
一応、モンベルでもありますが、コスパがちょっと..
環境保全協力金について
携帯トイレブースの話もそうですが、屋久島の美しい自然を守るためには様々な形でコストがかかります。
そのコストの一部を登山する方たちに協力してもらおうというのが「世界自然遺産屋久島 山岳部環境保全協力金」です。
日帰りの場合は1,000円
山中で宿泊予定の場合は2,000円
この協力金の納入は任意ですが、屋久島の関係機関の合意により、屋久島町議会で議決された世界自然遺産屋久島山岳部環境保全協力金条例によって納入をお願いするものです。
とのことです。
私たち登山者が屋久島の自然を楽しむことができるのは、そのために努力している方たちがたくさんいるからです。
事前に支払うこともできますし、当日でも「淀川登山口」や「白谷雲水峡入口」で支払い可能です。
荒川登山口を利用する場合は、バス乗り換えの「屋久杉自然館」で支払い可能です。
詳しくは以下のサイトで確認できます。
世界自然遺産屋久島山岳部環境保全協力金 公式サイト
ぼくらは淀川登山口で支払いましたが、これをザックにぶら下げてください。とのことで、木札?をもらいました。
ヒル対策は必要か?
屋久島はヒルがイメージを持っている方が多いと思いますが、ガイドの方の話によると今回紹介している縦走ルート上にはほとんどいないそうです。
実際にぼくらは一度もヒルを見かけませんでした。
でも、淀川小屋周辺での目撃情報などもネット見かけたので、油断は禁物ですね。
申し訳ないですが、インナーなしのシェルターなどでのテント泊はお勧めできないものの、ヒル避けスプレーだとか、そういった部類の対策はいらないだろうという結論です(笑)
GWの混雑状況について
ぼくらはまさにGWに行ったので、参考までに書いておきます。
まず、屋久島は夏休み期間が一番の観光シーズンになります。
しかし、一年間で一番混雑するのはやはりGWだそうです。(現地ガイド談)
もっとも混雑するのが5/4で、縄文杉の登山者は例年800~1000人にもなるそうです。
縦走なら5/4を2日目にするのはやめたほうが良いでしょう。高塚小屋、新高塚小屋は、小屋もテント場の両方が確実に満員になるはずです。
ぼくらは、今年(2018年)は5/6が日曜だったので、混雑必至の5/3(木)〜5/5(土)を避けて、5/4(金)〜5/6(日)にしました。
結果、初日5/4(金)の「淀川小屋」だけは、5/3(木)に荒川登山口から入山した登山客で満員でしたが(テン場が)、5/5(土)は「新高塚小屋」も「高塚小屋」のどちらも、小屋、テン場ともにガラガラでした。
結果的に、やはり5/4を2日目にしなくて正解だったわけです。
逆に言うと、5/4を2日目にせざるを得ない場合は。小屋とテント場の争奪戦は覚悟するしかないということですね。
おまけ
縦走自体にあまり関係ありませんが、ちょっとした情報をまとめて紹介。
登山弁当がおすすめ
屋久島登山ではお弁当を買っていくのが定番になっていて、早朝から受け取れる登山弁当を扱っているお店が結構あるようです。
こちらの方の記事あたりが参考になるかと。
http://aoiumikids.com/post-1687-1687
ぼくらは安房の「かもがわ」というお店の弁当を、現地の知人が差し入れしてくれて、それを出発前にいただきました。
中でも、屋久島の郷土料理「つけ揚げ」が絶品で、さつま揚げみたいな感じなんですが、本当に美味しくておすすめです!
屋久島の温泉事情
屋久島の温泉は海中だったり、そうでなくても塩分を含む温泉が多いです。
それが好きな方は良いのですが、ぼくはアトピー体質なので、塩分濃度が高いとヒリヒリと滲みるのでちょっと苦手です。
同じように苦手な方は事前に調べておいた方がいいかもです。
ぼくらが行ったのは、大浦の湯。
古くてこじんまりとしてて、良いとこでした。ただ、ここは港からかなり西に離れているので車移動じゃないと無理です。
お土産について
余裕があれば、スーパーに行くことをおススメします。
「お土産屋さん」「港」「空港」は高くて、同じ商品でも、地元のスーパーの1.5倍ぐらいします。
現地の知人が車で連れて行ってくれたので、バスで寄れるかわかりませんが、ぼくらは港近くの「わいわいランド」というスーパーに行きました。
鹿児島経由ならここは寄っとけ!的な店
帰りに鹿児島市内を経由するなら、とりあえず豚カツと白熊を食っとけって話です(笑)
美味しいのはもちろんですが、やっぱりコスパが相当いいと思います。
有名店で全然OKです。
ぼくらは豚カツは「川久」、白熊は「むじゃき」に行きました。
1枚目が豚カツ、2枚目が白熊
以上、お役立ていただれば幸いです。