自然農は畑より荒れ放題の空き地を借りた方が絶対にいい理由。
最終更新日 2018.5.26
先日話したように、少し前に知人から畑を使ってほしいと言われ、
時間があるときにチラッとその畑を覗きにいってきたんです。
これから素人のぼくらが自家菜園をはじめるには、
大きすぎもせず、小さすぎもしない、なんとも程よいサイズ(なんとなく)で、
これはいい話をいただいたなあなんて思ってました。
このくぼんだエリアがその区画です。一畝(いっせ)ないぐらいかな?
(一畝は一反の1/10の単位で10㎡)
ね?ちょうどいい感じだと思いません?(なんとなく笑)
しかも右側に写っている小屋や中に置いてある農具なども、
自由に使っていいとのことだったんです。なんていいお話でしょう。。
でも最終的に今回はそのご好意はお断りすることにしました。
理由は単純で自然農に理解がなさそうだったから。
(その方が悪いわけではないのです)
先輩方に聞いても、自然農をはじめようとするとよくある話のようですが、
自然農は知らない方からすればあり得ないような農法です。
まず、耕さないという時点であり得ないわけですが、
それ以上に、草や虫を敵としないので、雑草が生えても基本的には刈らないので、
ぱっと見は手入れされた土地とは程遠く、むしろ放置気味の土地にさえ見えます。
そして、草があるということは様々な虫が生きていける環境があるということです。
畑の貸主というのは、広い土地を持っていて、色々な方に区分けして貸しています。
誰かが借りている畑のお隣は、別の方が借りている畑である場合がほとんどです。
そう考えたら、自然農の畑だけが草が生え、通常より虫が多いわけです。
自然農でなければ、草や虫は作物の敵だと考えるのがセオリーな農法ですから。
あとは想像つきますよね。。
今回、自分たちが自然農をやろうとしていることを軽く話してみたら、
その方はやはり自然農を知らなくて「え、そうなの?」と不安そうな反応で、
その方の畑も同じようなケースだったのでやめておこうと思ったのです。
話は変わりますが、では周りが畑などではない空き地だとしたら?
田舎だとよくある話で、地主さんが広い土地を管理しきれずに持て余してるケース。
これもケースバイケースですが、年に数回でもなんとか草刈りなどをしている土地より、
草ボーボーの荒れ放題の方が借りやすいと思います。
どうにもならず草ボーボーで荒れ放題という感じの土地なら、
いくら自然農とはいえ、最低限の手入れが必要なので、現状よりは綺麗になるし、
何より、草が生い茂っている土地ほど、自然農では豊かな土壌と考えるので、
まさに借主と貸主がお互いに願ったり叶ったりの状況になりますよね。
しかも、立地などにもよるけど、大概はそんな土地なら賃料は安いはず。
それならタダでも喜んで貸しますよー。なんて話になるかもですね♪
ぼくらはそんな土地を南畑の友人から貸してもらうことになりました。
結構荒れてるでしょ?笑
次回はぼくらの畑デビュー「畝立て」です!
ぼくらがこれから自然農をはじめる上での虎の巻です!
自然農について学ばせてもらっている福岡自然農塾の方の著書です。