第7回霧島えびの高原エクストリームトレイル2019を完走しました!
最終更新日 2019.10.2
ついにトレラン公式戦デビューしました!
先週末(2019/7/21)に開催された、「第7回霧島えびの高原エクストリームトレイル」のショートコース(37km)に出場し、無事完走しましたー
初めてのトレランのレースに加えて、前日からの大雨で、不安しかない中で当日の朝を迎えましたが、、
- 結果的にめちゃくちゃ楽しかった!笑
トレランデビューに大雨、ぼくにとって忘れられないレースとなりましたので、本大会の紹介も兼ねて、レポートしたいと思います。
ちなみに、ぼくのスマホは防水ではないので、レース中(コース上)の写真は一切撮ってませんので、公式サイトやSNS等から引用させていただいてます。
もくじ
霧島えびの高原エクストリームトレイルはこんな大会だ!
公式サイト内でもよく見る有名な「枕木階段」
通称「霧(きり)えび」と言われてます。
九州で人気かつ規模の大きいトレラン大会と言えば、、
- 阿蘇ラウンドトレイル(通称:ART)
- 霧島えびの高原エクストリームトレイル(通称:霧えび)
- 北九州・平尾台トレイルランニングレース
というぐらい、霧えびはメジャーな大会の一つです。
何を隠そう、ぼくも霧えびの公式PVをYOUTUBEで見て、身近にトレランの大会があることを知りました。
その時は、まさか自分が出場することになるとは思いませんでしたが、パソコンのモニタに釘付けになってPVを見入ったのをよく憶えています。
エクストリームの名にふさわしい過酷なレース
エクストリーム (Extreme) は、「極限」「極度」「過激」『極端』などといった意味をもつ英語。(weikipediaより引用)
- ロングコース
- 募集定員600名
総距離約63km(累計標高3,059m) - ショートコース
- 募集定員400名
総距離約37km(累計標高1,900m)
- ショートでも40km近くあるやん!泣
- 最近は100km超えのウルトラ系の耐久レースも増えたからねぇ..
累積標高がそれなりにあるので、フラットなロードが中心のフルマラソンなどと比べると、格段に過酷なレースになります。
- 累計標高とは
- コース上で登ったり下ったりした中で、登りの累積を記したもの。累積標高差(+)など同じ意味になります。コース難易度の目安とされています。
これだけでも、どれだけ過酷なレースかわかると思いますが、エクストリームたる所以はそれだけではありません。
霧えび=泥んこ祭りなんですよ。。
泥んこ祭りのトレイル(公式サイトより転載)
きりえびでは、大会前日に雨が降ることが多く、トレイルが泥濘みになることが多いんです。
- 全7回のうち5回は前日に雨が降ってるらしいです(笑)
泥んこと言ったら、汚れるというイメージが先行するかもしれませんが、レースの場合は、そんなことよりも大きな問題が発生します。
それは「滑る」ということ。
滑るというのは非常に厄介です。
下りでは転倒の危険が高まり、登りでは前に進みづらくなります。
登りはこんな感じでズルズルになります。(公式サイトより転載)
転倒すれば負傷の可能性がありますし、滑ることを防ぐために踏ん張っているだけでも、必要以上に体力を削りとられます。また細心注意を払わないといけないので、神経をすり減らすことにもなります。
そんなこんなで名実ともにエクストリームなレースとなっているわけです。
今回(2019年の第7回)は大雨の中で開催!
前日には台風が東シナ海を通過していたので、その影響か前日から大雨とそこそこの風があって、当日は風は止んだものの、雨はまったく降り止まず、前夜からほぼずっと土砂降りのまま。。
ぼくを含め、多くの人が中止になることを予想したと思いますが、前夜祭で驚きのアナウンス。
警報が出ない限り、予定通りレースは開催します!
「この状況でやるんだ。。」とみんなが思ったと思います。
だって昨年の西日本豪雨を思い出させるほどの雨でしたから。
そして、当日の朝、yahoo天気を見たら霧島は「大雨警報」でした。
すかさず公式サイトをチェック。
「スタートは予定通り」とのアナウンス。。
- 警報出てても開催するんかーい!笑
※ちなみに会場はえびの市、コースは7〜8割がえびの市で、2〜3割が霧島市といった感じです。
今回、中止にしなかったことは選手の間でも賛否両論あったようです。個人的には楽しんだので、中止にならなくて良かったですが、コンディションを考えれば、中止でも仕方がなかったかなと思います。
そして、収まる気配のない土砂降りの中、スタート。(公式サイトより転載)
この白いブツブツは写真のノイズじゃなくて雨ですからね。。
映画やドラマで、いかにも上からシャワー降らせてます。みたいな不自然な大粒の雨あるじゃないですか?まさにそんな感じ。
樹林帯でさえもこれだけの大粒の雨(公式サイトより転載)
トレイル上に現れた温泉(公式サイトより転載)
これもコースのトレイル上ですが、通常ここは「水がない」または「チョロチョロの沢」だと思います。
こんな感じで雨で川ができている箇所はたくさんありました。むしろその川をしばらく遡行する場面もありました。
- 沢登りかよ!笑
舗装路の林道もジャバジャバ(公式サイトより転載)
トレイルでめちゃくちゃ泥だらけになっても、「ロードに流れる水」と「降り注ぐ雨」で泥が落ちるので伝わりづらいですが、まっつんの膝のテーピングの色を見ると、どれだけ泥がハネていたかがわかるかもしれません。
ゴール時の真っ黒のテーピング
スタート前の真っ白なテーピング
今回のエクストリーム具合いは、こちらの方の「1枚目の写真」と「最後の動画」が一番伝わるかもしれません。(お疲れ様でした!完走おめでとうございます!)
とにかく、これまでの霧えびの中でも、もっともエクストリームなコンディションだったのは間違いないと思います。
雪山を除けば、ぼくも人生で一番エクストリームな山行でした。
それ故に、めちゃくちゃ面白かったんですけどね(笑)
2017年から3年連続でロングの通常コースは走れず
2017年と2018年は、硫黄山の噴火による規制の関係で、ロングコースの後半の白鳥山や甑岳(こしきだけ)周辺の登山道の一部は通行ができなかったため、ロングは前半部分(ショートコース)×2周の設定でした。
そして、今年4月に噴火警戒レベルが引き下げられたので、「2年ぶりにロングの通常コースが復活」という流れになっていたんですが、、
結局、ロングコースは安全を考慮して、A3までの短縮(ショートと同じ)となってしまったわけです。
白鳥山の方はいくつか池もあるし、晴れていれ眺望が良さそうなので、次回こそ復活してほしいですね。
- まさか、無謀にも来年はロングで出る気?
- ええ、もちろん(笑)
気になるまっつんのレース結果は?
正直、初のトレランレースで37kmということで、完走できるかすら不安だったので、順位はそれほど気にしてませんでした。
自信がないので後方からスタートする
↓
トレイルに入った途端に渋滞しまくる
↓
あまりにペースが遅くてイライラする
↓
A1過ぎてから徐々に先行者を抜かしはじめる
↓
前半のスローペースのせいか、A2過ぎてもまだ元気
↓
登りでは最後までちょこちょこ抜かす
こんな感じでした。
その結果がこちら。
- 思ってたより順位が良かったので、だいぶ驚きました。。
スタート位置がかなり後ろの方だったので、それなりに抜かして中間ぐらいかなと思ってたので。。
ショートの結果は以下の通りです。(若干誤差あるかもです)
エントリー400名
スタート225名(それ以外はDNS)
フィニッシュ129名(それ以外はDNF)
完走率57%
昨年のショートの完走率は95.5%ですからね。
いかに過酷だったかが数字に現れていると言えるでしょう。
そして、レース結果以外に嬉しいことが一つありました。
鹿児島在住のインスタのフォロワーさん(@satoko___3)がゴールに駆けつけてくれて、写真を撮ってくれたので、1枚だけ載せておきます。
ゴールしてから足にダメージがあることに気がついたけど、正直楽しくてあっという間でした。それが写真の表情からも伝わるでしょ?
とにかく心底楽しかったので、結果はどうであれ自分的に大満足のレースとなりました。
応援してくださった方、大会関係者の皆様に心より感謝します。
ところで霧えびショートに向けてどのぐらい練習したの?
ぼくと同じように「山好きのハイカー」で、これからトレランを始めようと思っている方は参考にしてもらえたら嬉しいです。
細かいことは置いといて、まず直近(最後)の1ヶ月で200kmぐらいは走りました。
ちなみに、まともに走り始めたのが「3ヶ月前」
1ヶ月目が70〜80km、2ヶ月目が100kmぐらいですかね。
- かなりの詰め込み型!笑
ただし、今年4月に糸島の110キロウォーク、昨年12月に五ケ山クロスマラソン(10km)に出場しているので、そこに向けても必要な練習をしてました。(もちろん直前だけ笑)
それでもやっぱり、その程度の練習で、フルマラソンよりもきつそうにも思える「37kmの山道」をよく走りきれたなーと思います。
これまで散々山で歩いてきた土台があったからでしょうか。。
最終的にどのぐらい練習したの?と聞かれれば、
それなりにはやったけど、それほどやってない。
そんな感じです(笑)
多分、この程度の甘い考えだとロングは撃沈するのでしょうね。来年に向けて心を入れ替えねば。
最後に..トレランに興味があるけど一歩踏み出せない方へ
トレランに憧れや興味はあるものの、、
- 自分には体力的に無理
- 膝や腰が痛むから無理
そんな風に思って、踏み出せない人もいるんじゃないかと思ってます。
ぼくもそうでした。20km歩くだけでも膝が痛くなったりしてましたから。
それでも、今回膝はまったく痛むこともなくゴールできました。
これはフォアフット着地を取り入れたことが大きいです。
ぼくもフォアフット着地をきちんとマスターしているわけではありませんが、それでも膝への負担は劇的に減ったんです。
まぁ何が言いたいかというと、、やってみないことにはわからないし、現役で頑張る人たちもみんなスーパーマンじゃないってことです。
練習は必要ですが、思ったよりイケると思いますよ。
- だって、まっつんでもイケちゃったんだから!
来年の2月には、ぼくが主催する九千部山のレースもあります。初心者にはもってこいの10kmです。
日本一気取らない大会!?第15回トレイルランニング in 九千部山レポート
ぜひ興味がある方は、トレイルランニングを始めてみてください♪
おまけ
これまでに過去なレースといえば、糸島三都110キロウォークにも出場しました。
昨年初めて出場したときに、妻と娘に迎えに来てもらっていたのですが、なんとぼくがゴールの直前に友人とのんびりとランチをしていた結果、ぼくのゴールに間に合わなかったんです。
24時間以上も歩き続けてボロボロになりながら、ゴールで妻と娘と抱き合う感動のシーンを想像していたのに..(笑)
そして、今回は遠征自体に同行してもらったので、当然ゴールでは出迎えてくれる予定になってました。
妻は、GPSアプリでぼくの現在地を常に把握していたので、準備は万全だったはず。。
ゴールゲートの付近まで来て、ぼくは何度も何度も周囲を見渡しました。
い、いない( ̄◇ ̄;)
あとで聞いたら、その直前までゴール付近にいたんだけど、娘がう◯ちしたいと言い出して、トイレに行っていたそうです(笑)
- う◯ちのタイミング!!!!
最後はみんなで記念写真
おまけ2(2019816追記)
なんと、SNS企画でインスタに投稿していた写真が見事に選ばれましたー!
パチパチパチパチー!!
なんと、えびの市にある「京町観光ホテル」の宿泊券をいただけるそうです♪
これも雨の中、インスタのフォロワーさん(@satoko___3)のカメラの腕のお陰なので、彼女に宿泊券はお贈りしようと思います。
ユニバーサルフィールドの高木社長、本当にありがとうございました!
これからもレースに出場させていただきます!